何とかしたい冬の手荒れ
- **冬場はバリア機能が低下
寒くなると手荒れに悩む人が多くなります。温度・湿度ともに低い冬場は、肌が乾燥しやすく、皮脂の分泌量も減少。皮膚のバリア機能が低下しています。こうした状態で、毎日の水仕事や書類を扱う作業による指先の乾燥、洗剤やシャンプーの使い過ぎといった外的な刺激が重なると、親指や人さし指など、よく使う指の先から手荒れが始まります。
- **水仕事は手袋を着用して
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予防するためには、原因となる刺激をできるだけ少なくすることが大切です。水仕事の際はゴム手袋を着用、化学成分に敏感な人はゴム手袋の下に木綿の手袋をつけるとよいでしょう。お湯を使う場合は体温よりやや低い温度にして、台所用洗剤は直接スポンジに着けるのではなく薄めて使用。メーカーや製品によって界面活性剤などの成分が異なるので、洗剤を変えてみるのも一つの方法です。水仕事の後は柔らかいタオルできちんと水気を拭き取り、尿素やヒアルロン酸など保湿成分が入ったクリームを塗っておきましょう。指先が割れて出血したり、水がしみたりする場合は、早めに皮膚科に相談してください。