じんましんの基礎知識

じんましんの基礎知識

 

  • 多くが原因不明

 「じんましん(蕁麻疹)」は、5人に1人が一度は経験するといわれています。皮膚の盛り上がりやかゆみを伴う様子が蕁麻(じんま:別名イラクサ)の葉によるかぶれとよく似ていることから、この病名が付けられました。また、発疹の場所が時間によって移動するという特徴があります。食べ物、食品添加物、動植物などが原因となるアレルギー性、摩擦や圧迫、熱さ、寒さなどが原因で起こる非アレルギー性がありますが、8~9割は原因が特定できません。

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  • 飲食や行動を記録

 じんましんが現れたら、できるだけ安静にして、悪化を招くおそれがある飲酒や刺激物の摂取、激しい運動、熱いシャワーや湯船への入浴は控えてください。発症の前の飲食や行動を記録しておくと、原因の特定につながる可能性もあります。ほとんどの場合、皮膚の症状は数時間から数日で消えますが、早めに皮膚科または内科を受診しましょう。治療は抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、ステロイド薬による薬剤療法が中心。医師の指示に従って治療を続けましょう。