旬のフキはいかが?
- ポリフェノールが豊富
フ牛は数少ない日本原産の野菜の一つです。平安時代から栽培が始まり、食用にされるとともに、大きな葉は雨傘の代わりとしても用いられたそうです。現在市販されているものは愛知の早生フキが中心。軟らかで苦味が少ない関西の水フキ、茎が2メートルにもなる秋田フキなども知られています。食物繊維やミネラルのほか、クロロゲン酸をはじめとするポリフェノール類を多く含有。抗酸化作用があり、動脈硬化などの生活習慣病やアレルギーを引き起こす活性酸素を抑えるとして注目されています。

- 下処理して食べやすく
ゆでてパック詰めしたものが市販されていますが、旬の時季は風味、歯触りとも優れた生のものがおすすめ。生ならではのおいしさを生かしながら、食べやすいように下処理しましょう。茎は鍋に入る長さに切り、塩を振ってまな板の上で板ずりをしてから、軟らかくなるまで4~5分ゆでます。ゆで上がったら冷水に放ち、丁寧に筋を取ってください。葉はゆでてから冷水に取り1~2時間浸けます。茎はだしとしょうゆを含ませた青煮や白和えなど、葉はつくだ煮や炒め物などにして、春の昧と香りを楽しみましょう。