風邪をひいたら
- 十分に休養を取ろう
風邪をひいたら、無理をせず休養を取ることが大切です。部屋の温度を20~25℃に保ち、空気が乾燥する場合は加湿器などで調節。水分補給もしっかりしましょう。体にはウイルスや細菌を退治する自然治癒力が備わっており、熱が出るのも免疫機能の働きによるものです。このため、数日~1週間もすれば通常は自然に治ります。ただし、持病がある人、インフルエンザが疑われる場合は、自己判断せず、症状が出た時点で医療機関を受診してください。

- 薬は症状を抑えるもの
仕事の都合などで休養を取れない場合は、症状を抑えるために、市販の風邪薬を使うこともあるでしょう。風邪のさまざまな症状を和らげる総合感冒薬、発熱や喉の痛みを抑える解熱鎮痛薬、せきや痰(たん)を鎮める鎮咳去痰(ちんがいきょたん)薬などがあるので、薬剤師に相談して症状に合ったものを選んでください。使い慣れたものがあれば、それを選ぶのも一案です。いずれも服用期間の目安は3日程度とされていますが、市販薬はあくまで補助的に使い、症状が改善しないときは受診しましょう。