健脚を目指そう!
- 老化は脚から始まる
筋肉の量は一般に40代から急激に低下します。とりわけ下肢の筋肉の低下率は上肢の3倍といわれ、「老化は脚から」始まることが科学的にも確かめられています。下肢の筋肉が衰えると、動きが鈍くなって転びやすくなり、高齢者の場合は転倒によるケガや骨折から寝たきりになるおそれもあります。階段の上り下り、特に下りで脚がスムーズに出ない、靴や靴下を履くときに一方の脚で立っていられないという場合は、下肢の筋肉が衰えている可能性が高く、早めの対策が必要です。

- まずは早足で歩く
筋肉は使わないと確実に衰え、積極的に使うことで強く、太くなります。衰えを防ぐためには身体を動かすことが必要。健脚を目指すために最も手軽な方法は歩くことです。生活習慣を見直して、できるだけ多く歩くようにするとともに、歩幅を大 きめに取って速いスピードで歩きましょう。さらに、無理のない範囲でスクワットなどの筋力卜レーニングも習慣にすると、いっそう効果的。筋肉をつくるたんぱく質が不足しないように肉・魚・豆類などをきちんと摂り、栄養バランスのよい食事を心がけることも大切です。