しゃっくりを止めたい

しゃっくりを止めたい

 

  • ちょっとしたことがきっかけ

 しゃっくりが止まらないと、話づらくなったり、息が苦しくなったりします。医学用語では「吃逆(きつぎゃく)」と呼ばれ、肺の下にある横隔膜がけいれんして、声帯の筋肉が収縮した状態。狭くなった声帯を息が通る際に「ひっく」という音が出ます。暴飲暴食、炭酸飲料を飲む、大笑いする、せきをするといったことにより、脳の最下部で喉の奥に位置する延髄が刺激されて起こると考えられています。また、飲食の際に空気を一緒に飲み込む呑気(どんき)症や肥満との関係も指摘されています。

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  • 長引く場合は受診

 通常はしばらくすると自然に止まります。気になるときは、人さし指を両耳に入れて30秒ほど押す、舌を30秒ほど引っ張る、水を飲むといった方法を試してみてもよいでしょう。ただし、いずれの方法も必ず止まるというわけではありません。一方、長引く場合には注意が必要です。吐き気や倦怠(けんたい)感、不眠などに悩まされることがあり、1ヵ月以上続くケースでは脳や肺、消火器の病気が原因になっている可能性も考えられるので、医療機関を受診しましょう。