その眠気は過眠症では?
- 仕事中でも突然居眠り
睡眠は十分とっているのに昼間に耐えがたいほどの眠気を感じるという場合、「過眠症」かもしれません。睡眠障がいの一つで、症状により主に4つに分類されます。「ナルコレプシー」は会議や商談の最中など大事な場面でも、突然、本人の意志に関係なく30分程度眠り込んでしまう睡眠発作が特徴。寝入りばなに金縛りに合う人や現実と区別しがたい生々しい夢を見る人もいます。目覚めると眠気は解消していますが、数時間でまた激しい眠気に襲われます。原因はまだ解明されていません。

- 疑わしいときは専門医を受診
昼も眠い状態が3日~3週間の周期で繰り返し現れるのが「反復性過眠症」。ストレスや不規則な生活が原因といわれています。また、睡眠発作が1時間以上、ときには3~4時間も続き、目覚めがよくない「特発性過眠症」という病気もあります。一方、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」も過眠症の原因になります。中には、睡眠不足による眠気と勘違いしているケ-スや、他の病気の影響で過眠症になっている例もあります。疑わしい症状が見られる場合は、睡眠障がいの専門医を受診することをおすすめします。