アナゴがうまい!
- ビタミンA+Eのパワー
アナゴは北海道以南の海に広く生息。昼間は砂泥地の穴のなかにいて、夜になるとえさを捕ることから「穴子」と名づけられたそうです。皮膚や粘膜の健康を守るといわれるビタミンAを豊富に含み、風邪や疲れ目、肌荒れなどの予防に効果的。抗酸化作用を持つビタミンEやコレステロール値を下げるとされる不飽和脂肪酸も多く、生活習慣病の予防に役立ちます。体内の塩分バランスを整えるとされるカリウムも摂取でき、血圧が気になる方にもおすすめ食材です。

- あっさり味を生かして
脂が乗った濃厚な風味のウナギに対して、アナゴは脂肪分が少なめで、淡白な味わいが特徴です。消化がよいのでお腹に優しく、食欲が減退しがちな時季にピッタリ。くせのない風味を生かして、寿司ネタ、チラシ寿司、まぜご飯、卵焼き、茶碗蒸し、酢のものなど、さまざまな料理で楽しむことができます。蒲焼にしたアナゴをご飯にのせた瀬戸内名物「あなごめし」は、駅弁メニューとしても人気です。年間を通じて市販されていますが、これからがおいしくなる季節。お好みの料理でどうぞ。