何とかしたい春の眠気
- 春はなぜ眠い?
春になって日の出が早くなると、体内時計が影響を受けて、目覚める時間が少しずつ早くなることがわかっています。しかし、身体はまだ冬の状態を引きずっているので、眠りが足りないと感じてしまうのです。また、暖かくなると新陳代謝が活発になって、糖質の分解に欠かせないビタミンB1が不足。脳のエネルギー源のブドウ糖が十分に供給されず、ぼんやりとしてしまいがちです。自律神経の副交感神経が優位になり、心身がリラックスモードになることも春の眠気の要因です。
- スッキリ目覚めるコツは?
朝の二度寝は睡眠不足の解消には役立たないので、起床時間が来たら思い切って起きましょう。カーテンを開けて朝日を浴びれば、体内時計がリセットされます。ストレッチや軽い体操をしたり、熱めのシャワーで交感神経を刺激したりするのも効果的。きちんと朝食を摂ることで体温が上昇し、脳にエネルギーを補給できます。日中の眠気にはガムをかむ、席から立って歩く、会話をするなどの方法で対処。どうしても眠気が解消できない場合は、椅子に腰掛けたまま5~10分の短い昼寝を取ることをおすすめします。