急性アルコール中毒に要注意!
- アルコールで神経がまひ
春はお花見や歓送迎会などお酒を飲む機会が多く、急性アルコール中毒に十分な注意が必要です。体内に入ったアルコールは、胃や腸から吸収され肝臓で分解されます。しかし、摂取量が多いと分解しきれなかったアルコールは心臓へと送られ、血液に乗って全身を巡ります。お酒を飲んで酔うのは、血液中のアルコールによって脳の神経がまひしている状態。短時間に大量のお酒を飲むと、血中アルコール濃度が急上昇。通常の「酔い」の状態を超え、泥酔、さらには昏睡や血圧低下といった急性アルコール中毒の症状が現れて死に至る危険もあります。
- 体調を考えてマイペースで
予防するためには、一気飲みのような無理な飲み方や大量飲酒を避けることが何よりも大切。アルコールの分解能力は個人差が大きく、その日の体調にも左右されるので、適量を知るとともに、体調が優れないときは普段より控えるようにしましょう。また、飲めない人に無理強いするのも厳禁。泥酔している人には周囲が気をつけて、急に立てなくなった、返事をしなくなった、頬をたたいても反応しなくなったといった場合は、すぐに救急車を呼んでください。