我慢しないでおなかの不調

我慢しないでおなかの不調

 

  • 続く場合は要注意

 緊張したときにおなかが痛くなったり、トイレに行きたくなったりすることは誰にでもあります。しかし、3ヶ月以上にわたっておなかの不調が続いており、月に3日以上下痢や便秘が見られたり、排便時に腹痛を伴ったりする場合は過敏性腸症候群(IBS)の可能性があります。IBSは主に精神的なストレスが原因で起こると考えられ、発症が多いのは20~30代。患者数は成人の1割に上るといわれ、下痢の多い「下痢型」、硬い便の多い「便秘型」、両方の「混合型」などのタイプがあります。

「我慢しないでおなかの不調」の画像検索結果
  • 早めに受診する

 下痢や便秘はよく見られる症状なので軽視されがちですが、不安で外出できないなど生活に支障をきたしているケースもあります。また、大腸がんやクローン病、潰瘍(かいよう)性大腸炎などでも、同様の症状が見られることがあるので自己判断は禁物です。早めに受診して、適切な治療を受けましょう。改善への第一歩は、十分な休息、規則正しい生活、腸への負担が少ない食事といった生活習慣の見直し。それでも効果が認められない場合は、薬による治療が検討されます。