救急車を呼ぶときは
- 迷ったら相談窓口へ
近年、救急車の出動件数が増え、現場までの到着時間が遅くなっています。その一方で、救急搬送された人の約半数が、入院を必要としない軽症という現状があります。救える命を確実に救うために、救急車の正しい利用法を知っておきましょう。重大な病気やけがの場合は、速やかな119番通報が大切ですが、救急車を呼ぶかどうか迷った場合は、都道府県や市町村の救急相談窓口に連絡してください。そのとき受信可能な医療機関などについても相談可能です。

- 落ち着いて正確に
119番通報すると、「火事ですか、救急ですか」と聞かれるので、「救急です」と告げてください。携帯電話からかけている場合は、最初に携帯電話であることを伝え、途中で電話が切れないように立ち止まって話しましょう。続いて、指令員が出動に必要なことを順番に尋ねるので、落ち着いて答えてください。また、応急手当が必要なケースではその方法が指示されることがあります。いざというときのために、消防署の講習会などで正しい知識を身につけておくことも大切です。