油断大敵歯周病

油断大敵歯周病

 

  • 全身に悪影響を及ぼす危険性も

 歯周病は、歯と歯茎(歯肉)の間にたまった歯垢(プラーク)や歯石に含まれる細菌によって引き起こされます。初期段階では歯茎の腫れ、出血などが見られますが、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。このため、気付かないうちに悪化するケースが多く、歯を支える骨が破壊されて歯が抜けることもあります。さらに、炎症部位で作られるサイトカインという物質が歯肉の血管を通じて血液に流れ込むと、全身の組織や臓器に悪影響を及ぼす危険性も指摘されています。

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  • 普段からしっかりケア

 歯周病の予防は、プラークコントロールが基本。普段からきちんと歯みがきを行い、歯ブラシでは磨けない歯と歯の間のケアには、デンタルフロスや歯間ブラシを使いましょう。また、歯石は自分で取ることができないので、医療機関で定期的な歯石除去を受けることも大切です。「朝起きたときに、口の中がネバネバする」「歯みがきのときに出血する」「口臭が気になる」などの症状がある場合は、歯周病の可能性があります。早めに受診しましょう。