畳の良さを見直そう

畳の良さを見直そう

 

  • 香りにリラックス効果も

 一般的な畳は、天然い草を編んだ畳表と、稲わらを圧縮した芯材の畳床(たたみどこ)から作られます。い草は断面がスポンジ状になっていて、二酸化窒素や有害物質を吸収。香りには気持ちを落ち着ける効果があるとされています。畳1枚あたり約500(Cの水分を吸収でき、室内の空気が乾燥してくると水分を放出するので、適度な湿度を保つ働きも期待できます。たっぷりと空気を含んでいるので断熱保湿性が高く、適度な弾力で衝撃を吸収したり、音を和らげたりする作用も期待できます。

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  • こまめに掃除を

 快適に使うためには、日ごろのお手入れが肝心です。湿気がこもらないように部屋の換気を心がけ、年に1~2回は畳を上げて風を通すようにしてください。ダニやゴミなどが残らないようにこまめに掃除機をかけ、カビが生えた場合はアルコールを含ませた布で拭き取ります。また、上にカーペットなどを敷くと、ダニが発生しやすく、畳の寿命も短くなります。畳表の交換は4~5年に一度が目安。畳表は両面使うことができ2~3年に一度を目安に裏返して使います。